4.おわりに 土曜日のこともあり、博物館には多くの人が来られていました。 年配の方は懐かしく、また、若い人には新鮮なようで、 いろんな所で声のあがっている、一風変わった、面白い展覧会でした。 特に、市民提供のいわゆる「お宝」類については、まあ、よく残していたなと、 感心することしきり。結構ディープで、ちょっぴりマニアックなところが、 いい感じでした。 そう、あの展示してあった「本」、その中でも、 「中一中二中三時代 合同臨時増刊 万国博カラーガイド」と、 「学研版 小学生のための日本万国博」の2冊は、 まさしく「中身を読ませてくれ!」と叫びたくなりましたね。 ああ、万博にはまったように、30年後にも展示会ではまってしまうとは。 その心のざわめきに、我を忘れた私は、財布から1500円を出して、 この特別展の図録を購入してしまいました。 重厚な外観の大阪市立博物館は、もともと昭和6年に大阪市民の 寄付によって建てられた第四師団司令部の庁舎で、 それが終戦後 市警察や府警本部として利用され、 昭和35年に大阪市の市制70周年で、 博物館の建物に転用されたとのこと。 この大阪市立博物館も、2001年秋には、NHK大阪放送局向かいの、 旧大阪中央体育館跡の新しいビルに移転するそうです。 あの、重厚な戦前の建物も一緒に楽しめた、今回の展覧会は、 とてもいい体験となりました。 そして、この特別展を見て、満足感いっぱいの私は、梅田で開かれる、 某MLのオフ会へ向かうのでした。